発電の在り方を考え直すきっかけになった2011年、電力産業の信頼が崩れた年でした。その一方、水力発電や風力発電、そして太陽光発電といった発電方式が注目された年でもありました。
私は発電所の建設にあたって、現地調査からドローンやCADを活用して設計・積算・施工まで一通り請け負っています。高圧規模で現地常駐二月ほどの現場が多いですが、休日には道の駅巡りをしたり現地を楽しんでいます。
竣工後は検索サイトの地図サービスで発電所を眺めることです。場所によっては反映されるまで数年かかることもありますが、反映された時は嬉しいものです。今でも過去に関わった発電所を眺める時は、やりがいを感じる時でもあります。ですが、何より地域の皆様に愛される発電所であって欲しいと願い眺めています。
最近では農作物の収穫量を安定させるための行動をしています。いわゆるIT農業ですが、必要な装置を動かすための太陽光電池と蓄電池を併用した簡易電源盤の設計・製造・施工です。ビニールハウスの温度の可視化や遠方監視、問題になりつつある耕作放棄地の利活用など、電源が無いところに電源があれば問題解決の糸口になると信じ、長年培った製造技術と安心施工でお役に立ちたいと思っています。
太陽光発電は姿形を変えながら普及し続けるでしょう。マンションや自宅までも発電所になり、電力の自給自足があたりまえのようになる時代が来ています。陸上型・水上型・営農型の実績を引き連れ、あたりまえの太陽光発電についてもっと深入りしたいと思っています。